協力して共に成長していくことで地元への貢献をしていこう! 集まったメンバーたち
2024年、盛岡市・滝沢市・雫石町の地元工務店7社が力を結集し、地域密着型の合同展示場プロジェクト「IWATEなないえプロジェクト」を始動させました。「家づくりをもっと楽しく!」を合言葉に、住宅業界に新たな風を吹き込む挑戦です。それぞれの工務店が持つ強みと個性を活かし、地域の皆さまに寄り添った新しい形の家づくりを提案します。今回は、この壮大なプロジェクトの背景や思いについて、参加経営者の座談会形式でお届けします。







〜参加のきっかけ〜 コロナ禍で変わった意識、集結する力に期待したんです
金(ビーハウジング)
では、はじめましょうか? まずはこのプロジェクトに参加した思ったきっかけから教えてください。
率直に言うと、皆、もっと多くのお客様と出会いたいという想いですよね。
村上(田村工務店)
私は、やはり、コロナ禍が大きなきっかけでした。これまでの集客方法では限界があり、時代に合った新しい形を模索する必要を痛感したんです。その結果、合同展示場という形に挑戦することを決めました。お客様が一度にいろいろな工務店の家づくりを比較できる場は、これからの時代にとても必要なものだと思います。
佐藤(サトコンホーム)
何かしないと、という危機感はありましたよね。
小池(フリーダムデザイン)
私は、実は以前から『地元工務店が手を組んで展示場を運営する』という形に憧れていました。青森で同じような取り組みがあると聞いて、ぜひ挑戦したいと感じていたんです。こうした形なら、お客様にも工務店にも、より魅力的な場が提供できると思いました。
櫻田(美建工業)
そうですよね。私も1社単独では難しいことが、7社が力を合わせることで実現できるのではないかと考えました。お客様にとっても、家づくりの多様な可能性を一度に見られるのは大きなメリットです。それを実現するために、このプロジェクトに参加する価値があると確信しました。
高橋(ルームクラフト)
私も話を聞いた時に即決でした。地元工務店が集まり、それぞれの魅力を伝える場ができるというのは、私たちにとって大きな夢だったんです。このプロジェクトを通じて、その夢を形にできると信じています。
八重畑(八重働工務店)
私は、自分が所属している工法(FP工法)の会合などで、合同展示場の取り組みが全国で行われていることは知っていました。数々の成功事例を見てその可能性を感じて参加したカタチです。
結束が高まったランチ会
金
約1年準備してきたものがまもなくオープンですが、ここまでで印象的な場面はありますか?
櫻田
やっぱり事業説明会ですか?
村上
そうですね、あと事前にリハーサルを行ったランチ会もよかったですよね?
事業説明会の練習も兼ねようというので、参加した経営者の想いも聞いてもらえる場にしようと仕立てたので、スタッフも含め結束が高まったんじゃないですかね。
金
結果、事業説明会も成功できたし。
髙橋
事業説明会と言えば…小池会長のコメントですよね。
小池
どんなだっけ? (笑)
佐藤
「スタッフの皆さんが、所属会社のを垣根を越えて、準備、本番に備える様子、チームワークのある光景が見られてとても嬉しかったと」と小池社長会長がお話してるのをみんなで最後の打ち上げときに話を聞いた記憶があります。
小池
あっそうだっけかね。
良い影響なんだったら良かったです(笑)
金
会長は、NHKの取材も受けてましたしね。
村上
あれでだいぶやり切った感でちゃったよね。
八重畑
でも、それじゃダメですよ。これからが本番ですから。






意見がぶつかることもあったけど、全国の仲間の刺激もあって
金
ここまでの準備で気づいたことはありますか?
村上
チームワークですよね、話し合いの大切さ。意見もぶつかることもありましたけど、それがあってよかったと思えますよね。
髙橋
そうですね。
八重畑
迷った時に前例というか、他の県の事例は参考になりましたよね。全国で同じ取り組みをしている仲間のところに視察に行かせていただいて。
佐藤
参考にするところと、もっと自分たちはできるって! 負けたくないって気持ちも出てきますしね。
櫻田
他社さんの事例は本当に役に立ちました。この取り組みは青森の事例を元にスタートしているんですけど、愛知県の団体などを見せてもらった時にも、そういう仲間がいて良かったなぁって思いました。


IWATEなないえタウンは、地元の人のための住宅展示場です
金
では、最後にIWATEなないえタウンオープンへの意気込みをお願いします。どんな住宅展示場にしていきたいか?
村上
まずは、誰もが気軽に立ち寄れる場所にしたいです。特に、家づくりを具体的に検討していない方でも気軽に訪れ、楽しめるような空間を目指しています。展示場に来ていただくことで、家づくりの最初の一歩を、ワクワクしながら踏み出してほしいですね。
櫻田
そうですよね。来場者に『家づくりってこんなに楽しいんだ!』と思ってもらえる空間にしたいです。そのために、展示場全体をエンターテイメント性の高い場にしたいと考えています。例えば、家づくりの過程を体験できるような仕掛けを用意したり、ワークショップを開催したりと、家族全員が楽しめる工夫をしていきたいですね。
小池
この展示場では、それぞれの工務店が持つ個性が存分に発揮されるべきだと思っています。来場されたお客様が、自分にぴったりの家を見つけられる場所でありたいですね。また、各工務店が協力しながらも、それぞれの特長を強調することで、多様な選択肢を提供する場になればと考えています。
高橋
私は、地域密着型工務店ならではの温かみが感じられる展示場にしたいです。大手メーカーにはない、地元ならではの丁寧さや親しみやすさを体感できる場所を目指しています。来場者がリラックスして過ごせる空間を提供したいですね。
金
私はですね、私ごとなんですけど先日孫が産まれまして…
一同
おぉ!
金
それを考えると、子どもたちや家族の未来が明るくなるといいなぁって思うんです。IWATEなないえタウンは、そんなこれからを担う人たちにとって役立つ場所にしたいですね。
八重畑
良い話ですね。
金
では最後に、ご来場いただく皆様に小池会長から一言お願いします。
小池
私たちの展示場は、ただ家を販売するための場所ではありません。工務店それぞれの想いを感じていただける場所です。その雰囲気をぜひ体感していただきたいと思います。お気軽にお越しください!
金
ありがとうございます。ここまで読んでいただいた読者の皆様にもお礼申し上げます。
次は現地でお会いしましょう!
追記:IWATEなないえの魅力を踊ってみた
とにかく楽しい住宅展示場です! お気軽にお越しください!